デート代は男性が出すべきなのかどうかネットニュースになっていた。当人二人の関係性にもよるが、金銭事情を考えれば基本的に男性の方が余裕があるのだから男性が出すのが一般的だと考える。
デート代は男性が出すべきなのか
以下の記事を見た。
深田さんはツイッターで「デート代、なんで男が払わなくちゃいけないのって言葉」と言及。「女性はそのデートの為に準備して洋服、メイク、美容代も入ってると思う 全部安くない。リップだってブランドなら4000円はする」とつづった。
「可愛いって言って欲しくて、その為に凄く早起きして準備してる」と努力する女性側の意見を代弁し、「それを考えた上で、女性に出してあげて欲しいって思う！」と男性にデート代を出すよう呼びかけていた。しかし、深田さんは13日までに投稿を削除した。
デート代は男性が「出してあげて欲しい」 人気セクシー女優「女性の準備」強調も賛否…投稿削除
要するにAV女優の深田えいみ氏が女性は準備にお金も時間もかかるんだからデート代は男性に出してほしいとツイートしたところ炎上した話。
もちろん個別的には当事者同士の問題としか言いようがないが、一般論に落とし込むならどちらが誘ったのか・またお互いの金銭事情によると思う。
同一生計をゴールとすると、まだ付き合っていないのかすでに恋人関係なのかで違ってくるだろう。
どちらが誘ったのか
恋人関係でないなら誘った側がデート代を持つ提案を出すのが一般的かと思う。市場原理で言えば需要と供給で、誘われる=需要を持っている方に主導権がある。関係性は対等ではない。
そもそもデート自体にOKをもらえるかわからないなら確率を上げるためにお誘いの段階で「ご馳走しますよ」と見栄も張るだろう。これは誘われる側も前もって言われた方が気が楽な面もあると思う。言われなかったらワリカンと思っておく。
すると男性が女性をデートに誘うケースの方が多ければ必然的に男性が奢るケースの方が多くなる。一般的にはそうでしょう。
現実にはそこから発展して「私も興味があるので割り勘でいいです」とか「悪いので少しだけ出します」とか「では次は私が払いますね」とか「では次は私が払いますね（LINEブロック）」とか色々あるだろうが。
どちらの可処分所得が多いのか
すでに付き合っているのであれば関係性は対等。その場合はどちらの可処分所得が多いのかがポイントになると考える。
可処分所得というとちょっと固いが、要するに生活に必須な固定費的なものを全部払った上での余裕だ。単純にデートの準備に使った金額だけにフォーカスするとお金持ちほど奢られる側になってしまうのでそれは深田氏の真意ではないだろう。
そして一般的に女性は男性よりも給料は少ないという現実がある。
女性の賃金、なぜ低い？日本の現実
服代については買い方やブランドにもよるだろうが、女性は男性よりもメイク代や美容代がかかるというのも事実と言える。
男性でもメイクや美容にお金を使っている人はいるかもしれないが、女性のそれは社会に求められているいわば必須条件のようなものであり、男性はノーメイクでも何も言われない。
またそれ以外にも女性は防犯代などもかかってしまう。男性と違って住居はセキュリティを考える必要もあり、1Rのアパート1階には住むにはリスクがある。男性だったら終電を逃しても歩いて帰られる距離でも女性はタクシーを使わないと危険だ。
給料は低いしメイク代もかかるし家賃も高い。これでデート代が割り勘だと個人的な趣味を諦めるかデート自体を諦めるしかない…という方向になってしまうんじゃないか。
このあたりの要素が対等と言えない=男性の方が可処分所得が多いなら男性が出すのは自然な事だと思う。そして男性の可処分所得が女性を上回るケースが平均より多いのは間違いない。
可処分所得が女性の方が多いケースならもちろん逆だが、一般的には男性の方が払うべき場面の方が多いと言っていい。なので深田氏の意見は特におかしいとは感じなかった。
これがもし「金銭事情に関係なく男性が出すべき」とか言ったなら強い言葉だなぁ女尊男卑だなぁとも思うが、「金銭事情を考えた上で出してあげてほしい」くらいごく普通の意見だと思う。
海外だとこういう事情はどうなんだろう。誘ったかどうかは関係なくOKした時点で割り勘なのか、あるいは完全に男性と決まっていたりするのか、やっぱり似たような論争はあるのか。文化圏によっても違う気がする。
私は女性から誘われるような事はないのでデート代を出す事はやぶさかではない。その時はご馳走様でした、ありがとうございましたと言ってほしいかな。奢ってもらって当然顔されるのはそういうプレイじゃない限りNG。
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